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エヴァの主人公が中禅寺秋彦だったら

1 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/24(火) 16:18:27 ID:???
この世には不思議なことなど何もないのだよ。綾波さん。

2 :NHK ◆usL.SAffR. :2006/10/24(火) 16:20:38 ID:???
ヾ(・ω・)ノキャッキャ

3 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/24(火) 16:21:22 ID:???
調子に乗るなよ〜ヾ(*´∀`*)ノ

4 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/24(火) 16:25:04 ID:???
「あなたが──使徒だったのですね」

高い、よく通る少年の声だった。
一面は瓦礫である。
荒廃した街の只中である。
常夏の海原を渡る綿津見の猛き息吹が壊れたオブジェを叩き付け、
儚き現所の栄華を一瞬にして薙ぎ散らす。

空も湖も大地も渾然一体となって、ただただ世界を橙色の一色に染め上げんとしているかのようである。
その夕焼けの霞の中に一際、小さな影がある。
朽ちかけた街々。その中に─銀髪の少年。
対峙するのはこちらも夕焼けに染まった黒髪の少年である。
学生服の少年は努めて無表情を装っているようにも思えた。

ただ、それが場を取り繕うための表層であるのか、
真に感情の起伏が無いことに起因する少年の内面の発露なのか、
どちらなのか、そんなことは黒髪の少年には分かっていた。
否、分かっているつもりだった。

黒髪の少年は続けた。

「八方に張り巡らされた蜘蛛の巣の、その中心に陣取っていたのは君ではなかった。
 君は正に捕らわれた蝶の如く綻び痛んだ身体を毟り喰われるただの生贄だった。
 否、生贄の更に予備だった。ここに来た時から、否、産まれた時から、君の人生は決まっていたと言っても過言じゃない。
 君は実に儚く美しい羽を持ちながら、その羽は狂気を隠すことしか使ってこなかった」


5 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/24(火) 16:31:04 ID:???
銀髪の少年は云う。君が何を言っているか僕には分からないよ。僕には君と闘う理由なんてないんだ──。
黒髪の少年は云う。喩え君に闘う理由が無くとも、君の役目は消えはしない──。

「邪魔者は邪魔者を持って制す。世界の要人達が考えそうなことです。
 君の周りには、君を束縛してくれる者が全て排除されてしまった。
 しかし、君は再び束縛してされようとしている。つまり、君の役目は終了していないんだろ?」

さあ─。銀髪の少年は横を向く。

「君は、この次に君を束縛するものを殺すことで、君の役目を完遂されることになる。
 この時に、本当に君の役目が消えて君は自由になるわけだ。
 だが、違うんだよ。君が考えているように君を取り囲む人間達は単純でも優しくも無い」

銀髪の少年の髪は時折、吹く湖の湿気を孕んだ風で幽かに揺れる。

「真逆、君は──僕に、これからも闘い続けろ、と説得するつもりなのかい?」
「とんでもないよ。僕が君にそんなことを説得する義務も権利もありはしない。そして、説得する必要も無い」
「そうだよ。僕は僕自身の手で理由を壊したんだ」

そうかな──。黒髪の少年は瞬きもしない。


6 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/24(火) 16:53:22 ID:???
すごっ!文章力すごっ!!ありえねっ!

あんたまさか小説家か?

7 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/24(火) 17:17:23 ID:???
中禅寺じゃなくて関口のほうが書きやすそう

8 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/24(火) 17:46:58 ID:???
「わたしが…」

綾波が僕を見る。
そして言う。

「私が死んでも代わりはいるもの」

またその言葉だ。
彼女は何度、同じことを口にするのだろう。
愉しい時も、哀しい時も、
憤った時も、醒めた時も。
綾波は同じことを僕に言う。

出会ってから何十日と経っていると云うのに。
何か真意があるような、決意を胸に秘めているような、
重大な事実をひた隠しにしているような、何処か達観染みた貌で。
その貌もまた、僕を蔑むようであり、嘲笑うようであり、憎むようでもあったけれど。

その顔で彼女はまた言う。
自分が喩え死んだとしても大丈夫だと云うことを──。

何も返すことが出来ない。否、返そうとしてはいるのだ。
ただ意味のある言葉が頭の中で組み立てられ、外に出るかというと実に怪しい。
兎も角、僕は幾度も、同じ言葉を訊いている。
どれだけ重ね問われても、その言葉に対する私の返答は決まっている筈だった。

9 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/31(火) 22:51:24 ID:???
保守

10 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/31(火) 23:43:01 ID:???
榎木津はカヲルだな。間違い無い。
木場はトウジかアスカだな。
鳥口はケンスケだな。

11 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/01(水) 16:32:03 ID:???
元の出来が良すぎるだけにこれは無理だろ

12 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/01(水) 23:26:34 ID:???
碇ゲンドウをつきもの落とし

13 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/02(木) 00:42:11 ID:???
寂れてクソスレしかないエヴァ板で京極夏彦の文体を書けるようなヤシはいないだろ
キャラに無理がありすぎ

14 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/02(木) 01:18:44 ID:???
>>13
半年POMれ

15 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/02(木) 09:57:38 ID:???
このスレでなら言える

『嗤う伊右衛門』と『覘き小平次』はATフィールドの話としても読めると思うんだ

ATFの話だ間違いない!って言いたいんじゃないよ
つーか、シンジを京極堂とするならすげー厭な中学生になるんじゃね?

16 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/02(木) 21:02:09 ID:???
シンジはどう考えても関口巽

17 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/06(月) 12:19:46 ID:???
「ほんと、そういうお軽いとこは変わんないわね」
葛城はわざとらしく眉根を顰めて加持を睨んだ。酒気を帯びた頬がほんのりと上気している。
加持は心外だと言わんばかりに身を乗り出す。
「変わってるさ。生きるってことは、変わるってことさ」
葛城はカウンターに両肘を乗せ、思い切り疑いの表情を作った。それでいて加持との距離が
先刻より随分と縮まっていることに、本人はどうやら気づいていない。
「――ホメオスタシスとトランジスタシスね」
赤木が手の中でグラスを弄びながら言った。
「何それ?」
「今を維持しようとする力と変えようとする力。その二つの性質を同時に共有してるのが
 生き物なのよ」
「ふうん――」
何となく場に空白が生まれた。
そのまま、葛城や加持が会話を再開する間もなく、赤木はパースを引き寄せて立ち上がった。
「もう帰っちゃうの?」
葛城がやや後ろめたそうに尋いた。
「ええ、悪いけど先に失礼するわ。仕事山積みだもの」
「そう? じゃ



>>11 >>13
うん、無理

18 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/18(土) 10:50:10 ID:???
拙僧が殺めたのだ

19 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/11/23(木) 13:12:52 ID:???
「ほぅ。」

その産声を聞いて、源堂は満面の笑みを浮かべた。

20 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/12(火) 19:47:32 ID:???
ヾ(・ω・)ノキャッキャ

21 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/29(金) 00:59:40 ID:???
age

22 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/29(金) 01:08:16 ID:???
お〜!漏れも大好きだお! しかし又今度 アディオス アミーゴ!
よ、よなかに ふしぎなことは ないんだおおおおおおおおおおお

23 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/29(金) 01:16:57 ID:???
お〜!漏れも大好きだお! しかし又今度 アディオス アミーゴ!
よ、よなかに ふしぎなことは ないんだおおおおおおおおおおお

24 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/12/29(金) 03:05:33 ID:???
読みにくいじゃん
常用じゃない漢字多いし

25 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/07(日) 16:59:02 ID:???
なんで伸びないんだ

26 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/07(日) 20:37:16 ID:???


碇が呼ぶので急ぎ施設へと向かつた。

早朝の地下を走る列車は空ひてゐた。
この車両には私以外には昨日の夕刊が網棚にだらしなく乗ってゐるだけだ。

予報では今日は晴れるらしい。
もっとも、あの「箱」に詰めたきりの私には関わりの薄ひこと。
陽をまともに浴びた記憶など半年前か、三年前か、定かでない。


列車を降りゲートを潜ると、だらだらと長ひ地下通路を進む。
連日の激務が祟つて何度か脇に落下しそうになり心胆を寒からしめた。
若い折から慣れてゐることだが、些か近頃は度が過ぎるやうだ。
しかしそれも私が自らの肉体を省みなひ訳では無く、詰まるところ全てあの男の所為なのだ。


漸く目的地であるこの箱の最深部に辿り着いたが、奴の姿が無い。
あの男の事、今更驚くやうなことでもないが呼び出しておいてこれでは私でも腹が立たぬこともない。
今の内に仮眠でもとってやらうと思った頃、こちらの意図を見透かしたかのやうに奴が闇の境からぬらりと現れた。




27 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/07(日) 20:39:58 ID:???

――クスクス

「早かったな――」
耳鳴りのやうな幽かな音が聞こえた気がした。
しかし目の前の男はまるで反応せず私に語り掛ける。
「おまえが急がせたのだらう、そんなことより、見せたひものとはなんだ」

――クスクス

まただ、空耳などではない。

「おい、碇――」
若干の怯えが顔に出てゐたのだらう、奴はそんな私の様子に片頬を引き攣らせる。
「聴こえたか」
そう言うと今度は僅か首を傾げぼそぼそと不明瞭な声を発する、こちらに聞かせる気は無ひらしい。
そしてゆつくりと身体を横に移動させてゐく。

――クスクス



28 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/07(日) 20:41:02 ID:???

私は暫しの間固まった、奴の肩口からそろと見えた顔は――
「ユイ君――」

奴の後ろには綺麗な娘が立つてゐた。

陶器のやうに白ひ顔だ。そして、あまりにも似過ぎてゐる。
勿論善く出来た人形に違ひない。人形は顔と同様に白く、そして未発達な身体を晒す。
性質の悪い冗談にしては手が懲りすぎてゐる。私は人形の紅い瞳を覗き込んだ。

――クスクス

娘は私に理知的な瞳を向け、短く嗤う。
ああ、生きてゐる。

「おい、これは何の真似だ!何の意味があって彼女なのだ!?」

狼狽する私を無視し、碇は娘にぼそぼそと語り掛ける。
それに応じ、娘も屈託の無い笑みを碇に返す。
置き去りにされた苛立ちに私の声はさらに鋭く碇を糾弾するが、
それとは別に、何だか酷く男が羨ましくなつてしまつた。



29 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/08(月) 01:01:51 ID:???
う〜ん すげえ すげえが何人が面白がるんだろ? Wwwwwwwwwwwwwwwwww

30 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/08(月) 10:23:44 ID:???
凄い凄い凄い凄い凄い凄い凄い凄すぎる〜!!!!!!!!!!!

31 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/09(火) 16:08:46 ID:???
面白いと思うよ

32 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/09(火) 17:34:44 ID:???
みつしり

33 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/09(火) 17:41:07 ID:???
うぶめ

34 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/10(水) 00:31:41 ID:???
ほぅ

35 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/11(木) 01:47:37 ID:???
えっえっえ〜…これは面白いわ

36 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/11(木) 14:56:35 ID:???
久保冬月ワロスw

ハコの加奈子とレイは確かに通ずるものがあると思う

ほぅ

37 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/14(日) 11:34:15 ID:TLhLIgMX
ほしゅ

38 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/14(日) 12:44:59 ID:???
すごい!がんばれ!

39 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/19(金) 22:38:38 ID:???
ほぅしゅ

40 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/25(木) 00:24:35 ID:/MrkgEFv
続き待ってます!

41 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2007/01/25(木) 00:42:18 ID:???
漏れは京極堂シリーズがマジ好きでねえ
やっぱ「うぶめ」と「もうりょうのはこ」が好き
題名さえ変換がめんどくさいというw 読むのもめんどくさいというw
鬱々と読み進むと最後の最後にパアーっと日が射す感じが好き
我々の好きな何かに似ているのではないかね?関口くん
壷の中の乾菓子食わせろ!京極 おまえらの嫁さん抱かせろ!

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