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もしも3馬鹿常夏トリオが種死に出てたら・・・・02

1 :通常の名無しさんの3倍:2005/11/03(木) 23:59:45 ID:O7KS2NHg
常夏3人組と愉快な仲間達が種死に出てきたらどうなるか、を妄想したりするスレです。
笑い・戦闘・感動、何でもOK。ただし801・カプ・エロはお断り。

>>950を取った人が次スレ立て。
立てられなかったらスレ番指定して依頼。
立てる人は宣言・スレ立ての成功失敗の報告忘れずに。
立つまで埋め立ては控えましょう。

前スレ もしも3馬鹿常夏トリオが種死に出てたら・・・・01
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1128238124/l50

保管庫
http://www6.atwiki.jp/trio/

参考資料
機動戦士ガンダムSEED DESTINYセリフ
ttp://zakkuzaku.tripod.com/seed-d/
機動戦士ガンダムSEEDセリフ
ttp://zakkuzaku.tripod.com/seed/index.html

ある人曰く
 皆さん、妄想はやってりゃ嬉しいただのコレクションじゃあない。
 強力なネタなんですよ。さっさと書いて、さっさと見せてください。君のネタを。

519 :通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 19:58:45 ID:???
>>371-376続き

「みなさん。本当にご苦労様でした、いい仕事してくれましたね。」
<Dominions>本社、社長室(といっても簡素なものであったが)でどことなく誇らしげな顔をする6人に
アズラエルは声をかけた。

初戦を衝撃デビューで飾り、その後も彼等6人が加わる戦いはことごとく統一機構側の勝利で終わった。
実は今も、新南アフリカ共和国の首都付近で戦いは続いているのだが、ナタルはそれ以上の契約更新を打ち切るように
アズラエルに提案し、アズラエルがその提案を採用したため6人は帰還したのである。

理由は、バックアップ体制の不備であった。
敵も流石にこの厄介きわまりない6機のデータを蓄積し、6機に応じた戦法を取り始め、
その程度でどうにかされてしまうような6人と6機ではないが、終盤では流石に被弾する回数も増加した。

にもかかわらず、元々資本が乏しい上に6人の場合は彼等の体を調整するための人員の人件費と
高額医療機器が財務を圧迫するため、整備士が十分にそろえられておらず、
アフリカでの最後の戦闘となった戦いでフォビドゥンが小破し、それを完全といえる状態まで持っていけず、
その脆弱さがついに決定的な形で表れてしまった。

そして、めぼしい基地・都市は落とし、統一機構の勝利はすでに見えており、
独裁者打倒の目的は達したも同然であったこともあって慎重さと後衛の充実を信条とするナタルは、
契約更新の打ち切りをを提案したのだった。
しかし、それまでの戦いで十分すぎるほど<Dominions>の名は世界に轟いており、
社には依頼が次から次へと舞い込んでいる状態だ。

6人の戦力の評価は、交渉に望むに当たり、フレイがまずはと、思いきり強気に、これボってんじゃないの?
と言われても仕方のないと思った値上げを提示しても、アッサリとそれが通り、
その後も交渉も常にスムーズに進んだことからも伺えた。
それにより多大な利益ももたらされ、今回の仕事はどう厳しく見ても大成功であった。

「おそらく近々、カボサの独裁政権は倒れるでしょう。そしてそれに対するみなさんの働きは大きかった。」
そこまでいって、アズラエルはテレビをつける。そこにはカボサの独裁から開放され喜ぶ民衆の姿が映る。

「みなさんがしたことは、誇っていいことだと思いますよ?私はみなさんを誇りに思います。」
そういって、アズラエルは一人一人に握手を求める。思いもよらぬ、アズラエルのその仕草に
6人はそろって戸惑ったような、そして面映ゆいような表情を浮かべ、次々とその手を握った。


520 :通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 19:59:35 ID:???
確実に旧三馬鹿のような気がする

521 :通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 20:00:11 ID:???
オルガ「なんだよ、たいしたことじゃねーって。」
クロト「大・仰!」
シャニ「フ、フン。」
スティ「期待に答えられて何よりだ。」
アウル「ま、次からも大任せってねえ!」
ステラ「・・・アズラエロ・・・すごく・・・嬉しそう・・・ステラも嬉しい。」
アズラエル「ええ嬉しいですよ。そして何より、みなさんが怪我一つなく無事帰ってきてくれたのが嬉しいですねえ。」

アズラエルのその言葉により、最早なんと言っていいか、という感じで6人は頭をかき、顔を見合わせる。
戦場の途中の町で歓呼の声で呼ばれたこともあった。しかしこれほど自分達の働きが誰かに喜ばれ
無事をねぎらわれることによる喜びを実感できたことはなかった。

やったんだ・・・。そんな思いが6人の心を満たしていき、自然と互いに笑いあい、拳と拳がぶつけ合わされた。
そんな6人を見てナタルとフレイの顔にも笑顔が浮かび、二人も互いにそっと握手をかわす。

「それではみなさん、今日はもう休んでくださって結構です。ただナタルさんは、少し残っていただけますか?
 今回の仕事の詳細な報告とそれとナタルさんが提出なさった上申書も、今検討しちゃいましょう。」
楽しげに話しながら部屋を出て行く6人とフレイを見送った後、アズラエルは椅子に座りナタルと向かい合った。

「――であるため、新規に整備士を募集すると共に軍に所属したままのドミニオンの元クルーの勧誘も試み――
 武装については、まずフォビドゥンの重刎首鎌をビームハルバードに変更――カオスの兵装ポッドの改良による
 大気圏内での分離時間の延長は戦果につながっており、よって更なる改良を――ガイアの口部にカリドゥス改複相ビーム砲の搭載により
 突撃力が――カラミティはギガランチャーを――」

そのナタルの報告を聞きながら、アズラエルはついつい彼女を見てしまう。最早、軍服は着ていないが
その背筋は前と変わらずぴんと伸びており、その凛とした声にもなんら変わりはない。
「やはり彼女はこういうスーツとかのキッチリした服装がよく似合いますねえ・・・」などと、ついアズラエルは不埒なことを考えるのであった。

「――以上です。」
「流石ですねえ。無駄がなく、適格だ。じゃあ、それでいっちゃいましょうか。」
「分かりました。では、これで進めさせていただきます。」
「いやあ、すいませんねえ。何か私は座ってるだけみたいで。ナタルさんみたいな優秀な方がいてくれると楽ですよ。」
そのアズラエルの軽口には答えず、ナタルは再度口を開く。

「ところで、プラントへの対策は成功なさったのですか?」
その言葉にアズラエルは、流石だな、というような表情を浮かべた。

「できるだけのことはやりました。おそらく、大丈夫でしょう。」

522 :通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 20:01:18 ID:???
アズラエルが、統一機構との交渉をフレイにまかせていたのは、3機の強奪機体の入手経路の隠蔽工作の仕上げを
行っていたからである。凄まじい戦果を挙げ、一躍世界に<Dominions>の名前が轟いたのは良い、
しかしその中に変形する三機のMSが混じっていたとあれば話は別である。
プラント側がそれ等が、強奪されたMSであることに気づくのは確実といえた。

今のプラントに地球での大規模な捜査を行うような余裕も権限もないが、状況はどう変わるかわからない。
状況が変わる前に、死亡したジブリールの息のかかった軍部の一部が勝手にやった破壊工作により奪われたMSが
用済みとなった後、民間に秘かに流され、流れに流れたMSをムルタ・アズラエルが戦後購入した・・・・
あくまでもこの建前で通していくための工作であった。

これ以上の強化人間がらみの汚点が表に出ることを回避したい、生き残りの関係者達との利害とも一致し、
工作はスムースに進み、隠蔽工作は成功に終わった。
全てを死んだジブリールと死んだジブリールつながりのあった軍関係者に罪を被せて。
ついでに6人が軍に所属した経緯、事実、行動も全てが完全に抹消され、アズラエルの6人と6機のMSへの危険を回避する工作は
完了したのだった。

「そうですか――。」
複雑ながらも安堵した表情を浮かべたナタルにアズラエルは、珍しく顔を引き締めた後、低い声で告げた。
「僕は、あの6人を守りますよ。何と戦うことになったとしてもね。僕の・・・償いですから。」

523 :通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 20:02:40 ID:???
「ええと、次は・・・。」
「・・・まだ、行くのか?」
フレイの言葉に、わずかに疲れがにじむ声でスティングが答えた。

「うん。ステラの服、もうちょっと選んであげたいし。だって、勿体無いじゃない?こんなに可愛いのに着たきりスズメなんて。」
そうフレイはステラの頭に手を乗せながら言い、ステラは嬉しそうな表情を浮かべる。

「・・・綺麗な服・・・好き。」
「うんうん。やっぱり、お洒落は女の子の楽しみだもんね!」
「ふーん、別に服なんて着れりゃいいと思うけどねー。つーか、スティングがそろそろキツそうだぜ?」
「・・・そう思うなら、一つぐらい持ってくれや、アウル。」
「ええー?な〜んで、この僕が持たないといけないわけぇ?」
「・・・聞いた俺が馬鹿だったよ。」
そう、ため息混じりに言うと、スティングは紙袋と箱を抱えなおした。

アズラエルに退社してよいといわれた後、5人(シャニは残った)とフレイは久々に町に繰り出していた。
見知らぬ町、土地へ行き、艦内で過ごすのは慣れっことはいえ、やはり馴染みの町に帰ってくるとホッとする。
オルガとクロトはさっさと小説の新刊と新発売のゲームを買いに行き、スティングはあれよあれよという間にフレイとステラの
荷物持ちとなり、特に買いたい物の無いアウルもフレイ達に同行し、今の状況ができあがったというわけである。
天気は晴れ、涼しい風は心地よく頬をなでていく、そんな午後であった。

と──次の店に向かう途中、アウルはストバス用のコートを見つけ、足を止めた。
おあつらえ向きに誰かが置いていったボールまであるではないか。少し退屈そうだったその顔が、みるみる明るくなる。

「スティング!バスケしねえ?」
コートに走りこみボールを抱え、アウルは弾んだ声でスティングに声をかけた。

「バスケってお前・・・。」
まったく、こいつは・・・という思いを言外に滲ませ、スティングは答える。
アウルのバスケ好きはファントムベイン時代からで、スティングは度々付き合わされたものだ。

「今は買い物の途中だぞ。」
「いやだから、ちょっと休憩してさぁ。なあ、やろうぜ?ここにボールもあっからさあ!」
「休憩にバスケってどんな休憩だ、そりゃ・・・。」
そう言ってスティングは行こうとするが、アウルは諦めきれないらしく、矛先を変え今度はステラに声をかける。

「なあ、ステラ、お前バスケやんねえ?こっちこいよ!」
「バス・・・ケ?」
「ああ!教えてやっからさ!」
そういえば、スティングとアウルがたまに、何かああいう丸い籠がついたものがあるところで、
ボールを使って遊んでいたことをステラは思い出す。なんのかんのと言い合っていたが、二人は楽しそうだった。

「・・・やる。」
「おいおい、ステラ。・・・いいのか、フレイ?」
頷くステラに驚き、スティングはフレイに尋ねる。

「いいかもね。アウルとステラがやってる間少し休むのも。ちょっとスティングに無理させちゃったし。」
そうスティングに答えるフレイの服を、ステラが引っ張った。

524 :通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 20:03:59 ID:???
「何?ステラ。」
「・・・フレイも・・・。」
「ええ?けど、私あんまり体を動かすのは・・・」
「・・フレイも・・・いっしょがいい。」
「困ったなあ。」
確かに、今日はスカートではないから多少動くのは平気だ。
しかし、それより強化人間である彼等と一緒に運動なんかして大丈夫なのだろうか?そうフレイは思うのだが・・・。

「いっしょ・・・いや・・・?」
そんな風にステラにお願いされては、もうこれはやるしかないではないか!
やれやれとため息を突きつつ上着を脱いでスティングにわたし、フレイもコートに入っていく。
それを見ながらスティングは持っていたものをコートの隅のベンチに置き、金網にもたれかかって観戦モードに入った。

「フレイはルール知ってんの?」
「まあね。体育でやったし。」
「知ってんならいいや。おお〜し!2人まとめてかかってこいよ!」
「・・・どう・・するの?」
「まずは、あのアウルのボールを奪うのよ。」
「・・うばう。・・・了解!」

その言葉とともに、ステラの目が細められ・・・。次の瞬間アウルが目にしたものは凄まじい速度で迫ってくるステラの拳だった。
ヒュゴッという、音ともに繰り出される拳をアウルはかろうじてかわし、大慌てで叫ぶ。

「うわっ!ステラ!よせ!パンチはなし、なしだって!」
「ステラ!殴っちゃ駄目よ。」
フレイも声をかけ、ステラの目がまたもとのぼうっとしたものに戻る。

「なぐる・・・駄目?」
「あったりまえじゃんか!ボールだよ、ボールだけにしか触っちゃ駄目なんだよ!」
「そう・・・なの?」
「そうだよ。頼むぜもう。」
「(拳が全然見えなかった・・・。やっぱりステラもスゴイわね)」

525 :通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 20:06:28 ID:???
そんなことがあったものの、なんとかゲームは始まった。
しかし当たり前といえば当たり前だが、ステラとフレイはアウルに遊ばれるばかりでボールに触れもしない。

「コッチ、コッチ〜!」
などといいながら、アウルは二人を何度も余裕たっぷりにひょいひょいかわしてシュートを決めた。

「あなたね!少しは手加減しなさいよ!」
そんなフレイの抗議を聞いているのかいないのか、アウルは楽しそうにしながらヒョイッとステラにボールを投げ渡す。

「今度は、そっちが攻める番!まあ僕をぬけるもんなら抜いてみなってね!」
そういわれて、ステラはぎこちない手つきでドリブルを始めるが・・・。
「いっただき〜。」
という言葉とともに、あっさりとアウルにボールをとられてしまう。

「ステラの・・・ボール・・・とられた・・・。」
「ちょっ・・・ステラ、そんな悲しそうな顔しないで、ね?・・・アウル!アンタはぁ!」
何やらいきなり泣きそうになるステラを慌てて慰めながらフレイは怒鳴る。

「え〜。だってバスケってこういうゲームじゃん。」
「そ、そうだけど。もう怒った!ステラ!いっちょあいつ、ギャフンと言わしてやりましょ!」
「うん!」
──5分後、流石といえば流石なことに、ステラはウルの動きにある程度ついていけるようになっていたが、
両者の技術差は如何ともしがたく、またフレイは激しい運動で息が切れ、すでにフラフラであった。

「も・・・もう駄目。」
「おいおいフレイ、もうダウン?」
「し・・・仕方ないでしょ・・・。」
「ステラ、フレイ、ちょっとかわれ!」
フレイがふらふらなのを見かねたのか、そういってスティングがコートの中に入ってきた。

「おっ!な〜んか、真打登場って感じジャン。」
「何言ってんだ。」
そして二人は腰を落とし、ゲームが始まった。

526 :通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 20:07:40 ID:???
「ふ〜う・・・。」
フレイは、大きく息をつくとベンチに座り込んだ。汗ビッショリである。だが不愉快さはそれほどなく
すずしい風がふいていくのが心地よく感じられた。ついムキになってしまったが、結構楽しかった。
そういえばスポーツなんかしたのどれだけぶりだっけ?とフレイは思う。

「フレイ・・・」
そういって、横に座ったステラが心配そうにこっちを見てくる。いけない、とフレイは笑顔をつくる。
ステラは、人の疲労等のマイナスの様子に敏感だ。まあ5馬鹿に関してはそれほどではないが・・・。
多分、彼等5人が殺してもしなないような奴等だと思っているからだろうけど。

「大丈夫よ。」
そういって、ステラの頭をなでると、ステラはホッとしたような顔になり、いつものように目を閉じて心地良さそうな顔をする。
本当にいい子だと思う。それにしても・・・。あの黒髪の少年がステラを返してくれなかったとしたら?
社長が6人との生活で変わらず、ステラが計画通りデストロイにのせられていたら?
一度ステラを失ったと思った時のことを思い出すと、そして本来ステラ達が辿るはずだった運命を考え出すと・・・本当に怖くなる。
今ここにステラがいる事の幸せを、フレイはしばし噛み締めた。


527 :通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 20:08:38 ID:???
「通すかっ」
「ってこっちだよ〜ん。」
「やらせるか!」
「あま〜い。も〜らいっと。・・・これで8点差だねぇ。」
「くっそ・・・」
「スティング結構やるようになったじゃん。僕にはまだまだ、及ばないけど。」
「たった8点リードしたぐらいで何言ってやがる!勝負はこれからだ!」

どうも、スティングもアウルにはかなわないとみえる。にしても、さっきアウルに手加減しろと言ってしまったが
大分手加減してくれていたようだ。フレイ達とやっていた時とはまったく違う、すごいスピードとジャンプの高さである。
「スティング・・・アウル・・・たのしそう・・・。」
そんなことを考えていると、そうステラが呟くのが聞こえた。

「ちょっとー!スティング、アウル・・・ステラが入れてって!」
「オッケー。また二人まとめて相手してやるよ。」
「ああそうかい。ステラ、お前は右だ。ぐうの音もでないほど点差つけてやろうぜ。」
「・・・フレイ・・・は?」
「ごめん!ちょっと疲れちゃった。ここで応援してるから。」
「・・・わかった・・・。フレイの分もがんばる・・・。」
「ステラー、早くしろー。このお馬鹿ー。」
「馬鹿はないだろうが、アウル!」
「うえ〜い!!」
「頑張ってー、私の応援が二人を守るわ!!」
「おっ。サンキュー。フレイ!」
「ステラも・・・がんばる!」
「なんだよ、俺って悪役なわけえ!?」
「アウル・・・アク・・・」
「だぁ──もう!どっからでもかかってこいってねえ!!」
その3人のやり取りに、フレイは声を立てて笑った。

528 :通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 20:09:27 ID:???
「まずいわ・・・早く車とってオルガ達を迎えに行ってあげないと。」
太陽が沈み始め始める頃、フレイ達は、車を止めた場所へと急いでいた。

「ごめんね、ステラ。服買う時間なくなっちゃった。」
「ううん・・・いい。とっても・・・たのしかったから。・・・フレイは?」
「うん!私も楽しかった。体動かすのっていいわよね。」
「面白かったよな。けどさぁ、ご〜めんねぇ、結局僕の一人勝ちでさぁ!」
「ちょっと待て!最後のゲームは単に時間切れだっただけだ。」
「スティ〜ング。負け惜しみってんじゃね?そういうの。」
「まあまあ。またリマッチすればいいじゃない。その気になればいつでもできるわよ、バスケなんて。」

そう何の気なしにフレイは言う。だが、その言葉にアウルとスティングは一瞬驚いたような顔をし、
その後、嬉しそうな、そして何かをかみ締めるような表情を浮かべた。

「そう──だな。いつでも、できる・・・な。」
スティングがそう、一語一語かみ締めるように言う。

「できるんだよなぁ。やろうと思えば──何でも。」
アウルがいつもの、どことなく皮肉っぽい声音を消し言う。

その言葉に込められたものの重さにフレイは今更ながらに思い知る。
彼らがずっと、廃棄という名の死に常に晒されてきたことを。
自由をずっと奪われ続け、常に誰かに何かを強制され続けてきたことを。

明日を自由に決めることが出来ない、明日が来るかどうか分からない、そんな日々をずっと彼等は生きてきたのだ。
思わずフレイは涙ぐんでしまう。そんな、三人に気付いたのかどうか、ステラが元気よく言った。

「ステラ、やりたい!フレイとスティングとアウルと・・・今度はオルガも、クロトもシャニも・・・みんなで!!」
その言葉に、フレイはステラに見えないようにそっと涙をぬぐい笑顔で言う。

「うん!やろうか!みんなで。」
「やりたいよなぁ。いっそ明日やっちゃう?」
「おいおい、アウル、焦るなよ。いつだってできるさ、やろうと思えばな。──いつでも。」

そう、いつだってできるのだ。何も彼等を縛るものはないのだから。
彼等は、奪われていた明日を────取り戻したのだから。

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